食べ物の好き嫌いがあると、栄養の偏りを不安に思うママやパパも多いはず。
実際、大人になってから食べれるものが増えることもありますが、なるべく何でも食べてくれるほうが安心です。
赤ちゃんのころからできる好き嫌い対策をお伝えします♪
好き嫌いはいつから?
0歳のときから好き嫌いはあります。
なぜなら味を感じる「味蕾」(みらい)と呼ばれる舌のぶつぶつは赤ちゃんでもあるからです。
この味蕾は、妊娠7週目にはできはじめて、生後3ヶ月のころがいちばん多いそう。
刺激や摩擦で大人になるにつれ減っていくため、赤ちゃんのほうが味覚はするどいのです。
0~2歳は比較的なんでも食べてくれると言われていますが、小さいうちに対策をとるのが重要です。
好き嫌いの原因とは?
遺伝的要素
味覚を感じとったときに、ヒトは本能的に苦味・酸味を嫌います。
なぜなら、その味は毒・腐敗物などの有害だと判断してしまうからです。
逆に甘味・塩味・うま味は、生きるために必要なエネルギー源だと判断するので、積極的に好むのです。
環境的要因
それまでミルクばかり飲んでいた赤ちゃんにとっては、離乳食は新しい未知との遭遇になります。
最初は赤ちゃんも「どんな味だろう」と不安な気持ちになるそうです。
その不安な状態のときに嫌な経験や記憶が結びつくと、嫌いになってしまいます。
たとえば
- 熱くてヤケドをした
- たまたまお腹が痛くなった
- 焦げていて苦かった
など、マイナスな出来事です。
私自身も小さい頃に、魚の骨が刺さって痛い思いをしたことがありました。
それが原因か、いまだに苦手なままです。
好き嫌い対策
将来好き嫌いないこどもにするには、味蕾にたくさん刺激を与えて育てていくことが大切です。
いろいろな食材や味、食べ方を経験した赤ちゃんほど食べ物の許容度は高くなります。
またお腹の中にいる胎児の頃から味蕾はあるので、妊娠中のママの食事も影響します。
胎児~赤ちゃんという敏感な時期に、いかに様々なものを食べさせるかが勝負です!
何度かあげてみる
最初は口から出してしまっても、1回で辞めずに何度かあげてみましょう。
1ヶ月くらい期間をあけて再度チャレンジすると案外食べてくれることもあります。
娘は初期のころ、豆腐・りんごを嫌っていました。その後も何度かあげたところ、食べるようになり、1歳を過ぎた今では大好きです♪
ベビーフードを使う
市販のベビーフードを使うのに抵抗があるヒトもいるかと思いますが、使い方によっては効果的。
自分では調理しにくいレバーや魚介類も簡単・手軽に離乳食に取り入れることが出来ます。
ママが面倒になると、どうしても献立が偏ることもあります。
私自身、魚の調理が苦手なので組み合わせて使いました。
着色料や保存料など一切入っていないベビーフードもたくさんでているので安心です。
調理方法や切り方を変える
焼いてだめな食材も煮たりするなど、調理を変えれば味も食感も変わります。
また野菜の切り方ひとつでも同じように変わるため、その食材を色々な方法で試してあげてみてください。
苦手なものも細かく刻んで、お好み焼きに混ぜるなどもオススメ。
食べているうちに慣れて好きになることもあります♪
美味しそうに食べるマネをする
特に初めて食べる食材は、まずはママ・パパが食べるのを見せてあげると安心してくれます。
またマネっこしたがる習性をいかして、大人が食べていれば自分も食べる気になってくれることもあります。
大げさなリアクションで「美味しい!」と言って喜ぶのも効果的です。
家族で楽しそうに食べる
好き嫌いの前に「みんなで食事するのは楽しい」と、食事を好きになってもらうことがまずは一番です。
会話がなかったりTVを見ながらなど、大人の雰囲気を赤ちゃんはよく感じ取っています。
仕事や家のことで忙しいときもあるかと思いますが、1週間に数回はみんなでご飯を食べたり、楽しく食事をしてください♪
まとめ
小さいうちから何でも食べてくれると、ママにとっても助かるのは事実です。
でもキツく叱ったりすると、かえって逆効果になってしまいます。
大人になって食べれるようになることもあるので、あまり神経質にならないようにしてください♪