コーンブレッドやイングリッシュマフィンなどに使われているコーンミール。
日本ではあまりなじみのないものですが、とうもろこしの粉のため吸収もよく、栄養価も高いため離乳食にも取り入れたい食材です。
一体どんなものなのか、赤ちゃんにあげるときの注意点を含め解説します!
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コーンミールとは?
名前の通り、とうもろこしを乾燥させて粉にしたものです。
お菓子やパンを作る人なら知っている人も多いかと思いますが、普段はなかなか目にしない食材でしょう。
最近は「グルテンフリー」食材としても注目を浴びています。
粒の粗さによって呼び名は変わり
とされていますが、総称として「コーンミール」と呼ばれることが多くなります。
アメリカでは一般的に使われており、パンだけでなく揚げ物などにも使われています。
栄養
とうもろこしが原料のため、70%ほどは炭水化物です。
ですが他にも食物繊維やビタミン、ミネラル(カリウム・マグネシウムなど)も含まれているので、小麦粉よりは栄養価が高くなっています。
特徴
粉の通り、パンに混ぜても色は黄色いものができあがります。
味はほんのりとトウモロコシの甘さがあり甘い系・しょっぱい系どちらにも合う味でしょう。
粒が粗くなるほど、食べたときも口の中でプチプチとする食感も楽しめます。
使いかた
主食として使えて、主張のない味のため小麦粉と同じように何にでも使えます。
少し混ぜるだけで味と食感のアクセントがつくので
- パン
- マフィン
- スコーン
- クッキー
- ケーキ
にも混ぜて使うことも。
アメリカンドッグやチキンナゲットの揚げ衣に付けることも多く、香ばしさと甘味が加わりいつもとは違った料理にもなります。
代表的なものには
- コーンブレッド
- イングリッシュマフィン
- トルティーヤ
があります。
これらは基本的には小麦粉と混ぜて作ることがほどんど。
ですが、コーンミールはグルテンフリーのため、混ぜずにパンやお菓子にするレシピも最近では人気のようです。
保存方法
家庭で購入した場合、基本的には500g1パックで売っているため保存に困ることもあるでしょう。
コーンミールの使い道は案外少ないので、長期保存になることも。
他の粉と同様、裏にも書いてあるとおり密閉して常温保存で問題ありません。
ですが私のおすすめは冷凍保存してしまうこと!
小麦粉などよりも使う頻度が少ないため、湿気やダニが混入したら嫌なので冷凍庫にいれてしまいます。
冷凍に入れても固まることなくさらさらのままなので、ぜひ試してみてください♪
イングリッシュマフィン
「マフィン」と名前が付いていますが、アメリカ・イギリスのパンです。
丸くて少しつぶれた形をしており、生地の中にも表面にもコーンミールが使われています。
独特の形と食感のために、イングリッシュマフィン型を使ってオーブンの天板で挟んで焼くやり方が主流。
コーンミールをまぶすと型から外れやすいという性質をもっているので、比較的簡単に作れるのです。
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超熟 イングリッシュマフィン
市販のイングリッシュマフィンと言えば、Pascoが出している超熟シリーズが有名でしょう。
- プレーン
- 全粒粉
- ライ麦
- くるみ・レーズン
の4種類がでており、どれも食べやすく人気♪
と、ショートニングもトランス脂肪酸0で、イーストフード・乳化剤などの添加物も入っていません。
1個あたり152カロリーですが、脂質は0.9gと高くないので赤ちゃんにもあげられます。
離乳食に使うときの注意点
とうもろこし自体は消化しにくくそのまま出てしまうのですが、粉にひいてあるので赤ちゃんでも吸収しやすくなっています。
バター・ジャムなどはつけず、そのまま小さくちぎってあげてみてください。
軽くトーストするとサクッと美味しくなるのは確かですが、赤ちゃんには柔らかいままのほうが食べやすくなります。
ただし、周りにまぶしてあるコーングリッツで手や机が汚れるのは注意が必要です。
大人が食べてもこぼれてしまうため、大きめのランチョンマットをひく・手拭きを用意しておくと片付けが楽になります♪
家で作るのであれば生地に配合するだけで、周りにはつけないという手もあります。
超熟イングリッシュマフィン
プレーンタイプであれば離乳食中期(7ヶ月~)あげても問題ありません。
全粒粉・ライ麦配合のものはプレーンより栄養は高いのですが、脂質も高く消化もしづらくなります。
離乳食後期(9ヶ月~)あげりようにしましょう。
またレーズン・くるみはラム酒は使っていないものの、ナッツは3歳以降が望ましいとされているため避けましょう。
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まとめ
コーンミール使うのは難しくても、独特のもっちりとした食感のイングリッシュマフィンは手軽に美味しく食べられます。
離乳食のバリエーションも広がると思うのでぜひ取り入れてみてください♪