離乳食の主食にも、手軽で外出先でも食べさせやすいパン。
その中でも食パンは最初にあげられるものですが、赤ちゃんにも安心してあげられる市販のものはどれでしょう?
いつから?どうやって?などの疑問に元パン職人の私が解説します!
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いつからあげられる?
食パンは 離乳食の初期(5,6ヶ月)からあげることができます。
ただし7大アレルゲンである、小麦・卵・乳を含んでいるものが多いので注意が必要です。
もし食パンを食べてアレルギー反応が出たとき、どの食材か特定するのも難しいため、まずは単体であげて様子を見てからにしましょう。
月齢別おすすめの離乳食レシピ
離乳食初期(5,6ヶ月)
初期の段階では、そのままあげることはできません。
すりつぶして粉ミルクと一緒に柔らかく煮て、パン粥にしてあげましょう♪
やわらかい食パンそのままをすりおろすのは、意外と難しいので一度冷凍してからがオススメです!
離乳食中期(7,8ヶ月)
口の中でつぶして食べれるようになるので、すりおろさなくても一口大の大きさでも大丈夫。
切ってからミルクなどで煮るようにしましょう。
離乳食後期(9,10ヶ月)
お粥にしなくても、そのまま食べれるようになります。
まだパンの耳部分は固いので、真ん中の白い部分をあげるようにしてください。
自分で手づかみで食べれるのは食育にもいいので、ぜひ取り入れてください♪
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市販の食パンの選び方
スーパーでも手軽に買えるパンだからこそ、裏の成分表示をしっかり見てから購入してみてください。
判断の基準は
です。
全てクリアしている商品はやはり少ないですが、チェック項目として役立ててもらえたら嬉しいです♪
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オススメの市販の食パン
Pasco 超熟 国産小麦
人気の超熟シリーズの、さらに原材料にこだわった食パンです。
小麦粉は100%国産のものを使っており、油脂もバターのみで赤ちゃんにいちばん安心の食パンと言えるでしょう。
ただし250円ほどと、通常の超熟よりも倍近いお値段がします。
味の違いはノーマルタイプとさほど変わりませんが、バターのコクがあります。
その分、ほかの食パンに比べて脂質が高いため、あげすぎには注意が必要です。
Pasco 超熟
原価の高い国内小麦粉を3%使用していて、なお添加物はない安心の原材料。
裏の原材料を見ると一目瞭然、ムダなものが一切入っていません。
裏には書いていませんが、オフィシャルHPにはきちんと、トランス脂肪酸が0と書かれているので安心です。
食感はふわっと柔らかく、塩味も油分も少ないので赤ちゃんはもちろん大人にもおすすめです♪
フジパン 本仕込
塩・砂糖・バターが全て国内産というこだわりで、イーストフード・乳化剤という添加物は使われていないので安心できます。
マーガリン、ショートニングが気になる人もいるかと思いますが、こちらもトランス脂肪酸は0と明記されています。
もちっとした食感で食べ応えがあり、バターの風味が強く感じられます。
そのため気になるほどではありませんが、赤ちゃんへのおすすめ度は超熟よりは下です。
タカキベーカリー オリーブオイル食パン
広島のパン屋、アンデルセングループの会社で、中四国中心の製パン会社なので、全国どこでも買えるわけではありません。
名前のとおり、食パンにしては珍しいオリーブオイルが使われているのが特徴で、バター・マーガリン不使用です。
実は オリーブオイルは母乳と成分が似ているといわれており、イーストフードと乳化剤も入っていないためおすすめできます。
少しパサっとした食感で塩味が強めの食パンなので、そのままあげるよりはミルク粥など料理に使うほうが食べやすいでしょう。
トップバリュ やわらか仕込み
値段108円(税抜)の自社ブランド、トップバリュの食パン。
安さの割りにイーストフード・乳化剤など添加物は不使用で、発酵にヨーグルト種が使われているので乳酸菌も含まれています。
製造者はフジパンなので、安心して食べることができます♪
しっとりした食感で甘みが感じられるので、そのまま食べても美味しい食パンです。
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気をつけたい添加物
発色をよくしたり、風味や持ちをよくしたりと、添加物が決して悪いわけではないのですが、小さなこどものことを考えると少し神経質になってしまいます。
パンに含まれる代表的な添加物で気をつけたいのは2つです。
イーストフード
イーストフードは添加物の総称で、16種類の添加物のうち2つ以上使われている場合に一括表示されているのです。
働きとしては同じように、ボリュームを出したり膨らましてくれるものですが、マグネシウムやカリウムなどミネラルが正体です。
人体に少量であれば影響はなくても、多量に摂取するとよくないものも入っています。
このイーストフードは“どの添加物をどれだけ使っているかが分からない” 表記というのが問題なのです。
乳化剤
パンに使われている乳化剤の役割は主に
-
グルテンに働きかけて、柔らかい食感にする
- 油脂を生地にうまく混ぜて、パサつきを抑える
です。
合成も天然由来のどちらも乳化剤として使われていますが、天然だからといって安全化は分かりません。
たとえばレシチンは、天然の大豆由来でも、遺伝子組み換え大豆の可能性が高いからです。
乳化剤も1つの添加物の名前ではなく、中身が分からないというのが怖いとされている原因なのです。
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まとめ
正直原材料を気にしすぎても疲れてしまいます。
でも、大人になって自分で選べるまでは、ママやパパが気をつけてあげるしかありません。
赤ちゃんに少しでも安心・安全な食パンを選んであげてはいかがでしょうか♪