2012年から赤ちゃんの血液型検査はしなくなったことをご存知ですか?
私はするのが当たり前だと思っていたので、娘を出産した時しないことに驚きました。
しなくなった理由と、赤ちゃんに検査するときの注意点をご紹介します♪
血液型とは?
血液中にある細胞成分や血液型物質によって区別する方法です。
ABO血液型式では、A,B,O,AB型の4タイプがあります。
日本人の割合は
- A型 :40%
- O型 :30%
- B型 :20%
- AB型:10%
と言われています。
検査方法
注射などで血液をとって検査にかけますが、これは赤ちゃんであっても同じです。
血液型検査は「オモテ試験」と呼ばれる抗原を調べるものと、「ウラ試験」と呼ばれる抗体を調べる2つをしなければなりません。
なぜなら、間違った血液を輸血すると命にかかわるため、2種類の検査をすることでより確実に分かるようにするからです。
検査をしない理由とは?
検査をしなくなった理由はいくつかあり
- 赤ちゃんの血にお母さんの血液がまじっていることがある
- 抗原の反応の強さが弱い
- 検査の注射が痛い
と考えられています。
赤ちゃん自身は6ヶ月ころまで抗体を作れないため、もし産まれてすぐに検査しても抗体を調べる「オモテ検査」しかしません。
ところが、2~4歳までは非常にA・B抗原どちらも反応が弱く数値に出ないこともあるためO型と結果に出てしまうこともあります。
新生児であれば大人の1/3程度の強さしかないため、検査をしないのです。
また、赤ちゃんの血管は見えにくく採血が難しいとされています。
そのため何度も刺さなければいけないのは、赤ちゃんにとっても痛くてかわいそうなのです。
検査は必要?
必要性はありません。
もちろん、何型だろう?と興味や話のネタとして知りたい気持ちは分かります。
ですが万が一、輸血が必要になればちゃんと病院で採血して調べてから行うので事前に知っておく必要はありません。
もし大人になって知りたければ、献血をすればそのとき調べてもらえます。
女性であれば妊婦検診のときに血液検査は必ずするので分かります。
でももし、赤ちゃんのうちに検査をしたい場合は自費でもできます。
輸血など医学的理由がない場合は保険も適用されないので気をつけてください。
それぞれの病院によって値段は違いますが、数百円~数千円が相場のようです。
血液型は変わる?
骨髄移植などの例外を除いたら、血液型は一生変わりません。
もし大人になって思っていたものと違った・変わったと言われた場合は、それは赤ちゃんのころの検査結果が間違っていたからです。
しない理由でも述べた通り、赤ちゃんのころは検査がうまくできません。
間違った診断にならないためにも、するのであれば小学生ころに血液検査をしてみるのがオススメです。
赤ちゃんは何型か計算してみよう
両親の血液型が分かれば、子供の血液を予測することはできます。
「血液型遺伝」は小学校のころ理科で習うので、覚えている人もいるでしょう。
遺伝には法則があり、簡単に説明すると
- Oは劣性となる
- A型=AA、AO B型=BB、BOの2タイプある
- O型はOOしかない
となっています。
ただし、シスAB型など稀にあることもあるので、100%この表のみしか産まれないというわけではありません。
確率で赤ちゃんが何型か計算できるサイトもあったのでしてみてください♪
まとめ
わたしたち日本人は血液型占いも好きなので、知らないということが不思議に感じるでしょう。
でも今後は、知らない子のほうが多くなっていく世の中です。
無理に調べなくても問題はないので、大人になったときの楽しみにしてみてください♪